瓶1本じゃ酔えない…韓国焼酎業界が度数を30度→17度に落とした内情
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瓶1本じゃ酔えない…韓国焼酎業界が度数を30度→17度に落とした内情

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韓国人の喜怒哀楽と共にしてきた「国民の酒」韓国焼酎。
一時、30度のアルコール度数で何杯か、または2瓶ほどでお父さん世代を酔わせてきた韓国焼酎ですが、最近になって度数が下がりどんどん弱くなってきています。
3月25日、韓国焼酎1位のhite眞露が出しているチャミスルフレッシュの度数が17.2度から17度に落ちることが分かりました。これにより、チャミスルフレッシュの度数は競合のロッテ酒類チョウムチョロムと同一になりました。


韓国焼酎業界に打撃のあった「低度数」トレンド

チャミスルとチョウムチョロムよりアルコール度数が低い製品もあります。
「チョウンデイ(16.9度)」、「チョウンデイ1929(15.9度)」、「New おいしいチャム(16.7度)」、「デソンブルー(16.7度)」などです。
韓国はそれぞれの地域によってそれぞれの焼酎が展開されているのですが、地域を問わず、大多数の酒類企業が昔に比べて焼酎の度数を下げています。
1970年代初めまでは毒酒と呼ばれたアルコール度数30度の韓国焼酎ですが、現在は半分ほどに下がったということになります。


なぜ韓国焼酎は度数を抑えたのか?

それは、飲酒文化の変化と酒類業界の収益悪化が背景にあります。
政府の週52時間勤務政策や「work life balance 」という言葉の流行などにより飲酒文化自体が少し落ち着き、業界の収益も悪化。お酒を飲まない雰囲気が広がり、販売量も減った結果、実績も落ちました。
そして、最近の「一人酒」ブームにより自然に度数の低い酒を求める「低度数烈風」につながったのです。


原価節減効果は大きく…これから韓国焼酎はより度数が下がる可能性も

この「低度数烈風」は酒類業界にとっても喜ばしいトレンドでした。アルコール度数が低くなれば原価節減につながるからです。
さらにアルコール度数が下がったからといって販売量自体が減る訳ではなく、価格引き下げも一時的な現象にとどまりました。酒類業界にとって、損をすることは一つもないと言うわけです。
よって、度数の低いお酒を求める消費者と収益性が悪化していた酒類業界の原価率節減がぴったり一致した結果になります。


そして焼酎の度数がもっと下がるという見解もあります。度数についての特別な規定がないからです。
低度数ブームと酒類業界の収益上昇が相まってだんだんと弱くなる韓国人の酒、「焼酎」。韓国焼酎のアルコール度数がどこまで下がるか、気になるところです。




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